エロゲー(ギャルゲー)業界へ提案したい。

僕はエロゲが大好きだ。多くの作品に手を出したくて仕方がない。
しかし現状、ほぼ全くできていない。それはなぜか。


とにかく1本のプレイに時間が掛かりすぎる。
何より、自宅でしかできないことがきつい。
社会人になって、家にいられる時間が極端に減ってしまっているのに、エロゲやってる時間はない、というのが正直なところだ。


時間が掛かりすぎる、というのは、僕の好むジャンルがいわゆるノベルゲーであって、
ドラマ部分のボリュームが大きいほうがより好ましいので、プレイ時間は短縮しようがないというか、して欲しくない。


そこで提案。
1:主人公のセリフと地の文を含む、完全フルボイス化の推進をして、オートプレイで音だけ聞きながらドラマパートを進められるようにする。
2:1を進めた上で、携帯ゲーム機を開発、もしくは既存のプラットフォームを活用して、外で、ドラマCDを聞く感覚でドラマパートを進められるようにする。それと共に、PCにインストールしてある分とセーブデータの互換性を持たせて、エロいとこだけ自宅でプレイ。というスタイルを成立させる。

以上の2項目が達成されれば、プレイしやすさが格段に増し、社会人エロゲーマーの増加が見込めるはずである。
というか僕が喜んでいろんな作品を買いまくりますとも。今は、どうせ時間がなくて出来ないことが分かっているから馬鹿馬鹿しくて買えない、という状態なので、こんな環境になればそらもう買います。
実際は積んでしまったとしても、プレイしうる環境さえあれば、好きなときに、その時気になる作品に手を出せばいいというだけで、選択肢が増えるのはむしろ喜ばしいことです。
同じ積んでる状態でも、やれる気が全くしない、という状態とは全く異なります。


現状、ノベル系にしろ、シミュレーションやRPG系にしろ、プレイ時間が長大になる傾向がある感があるけれども、それでは、本意ではないにしろ、ターゲットは暇な学生でしかありえない。

その学生は、大して金がなく、しかし時間はある、という身の上である以上、いわゆる割れ物に手を出したり、仲間から譲ってもらったり、といった行動が横行することを止められる訳がない。

社会人であれば、逆に時間はないがお金はあるので、多少といえど時間をかけて割れ物をダウンロードしたり、まして仲間と落ち合って譲ってもらう、などということをするより、会社帰りに買うなり、ネットで買うなりするのが一番早く、確実であるから、いかに社会人を取り込むか、というか、学生時代にはまっていた層を卒業させないようにするかが、収益を上げるための最重要ポイントではないか。

現状は、僕がそうであったように、就職前はエロゲを卒業するつもりがなくとも、実際働き始めて、それでも買ってはみたものの、未プレイの作品をいくつか溜めてしまったところで嫌気が差し、自然と卒業、というパターンは相当多いのではないか。
お金がない頃にはまり、お金を持てるようになると出来なくなるというジレンマ。

その流れは、自宅で長時間プレイするしかない、という現状の構造を変えない限りは、決して変わるものではないでしょう。


エロゲ業界の皆様。いや、他業種の方でもいいのですが、マーケットを拡大してエロゲ業界を守るため、発展させるためにも、攻めの経営をひとつ、お願いいたします・・・!